初めまして。画材の筆を真剣に考える鈴木隆之と申します。
画材の筆という題名の趣旨は、画材道具を選ぶ時最重要ポイントである筆から選ぶという考え方です。何故かという理由は2つあります。
- 教育現場での考え方のギャップ
- 小売店の売り場でよくあるユーザー様の質問
以上、解説していきます。
教育現場での考え方のギャップ
私は、筆メーカーでもありますが総合画材卸問屋の立場でもあります。新学期シーズン前に販売代理店様と商談する時デザインセットの内容で毎年のように絵具から話がきまり筆はいつもメーカー等が用意している3本組セット。(面相・彩色・平筆)
さすがに筆だけはオリジナル筆に切り替えてはもらいますがメーカーが用意している筆内容と同じものです。
代理店さんに先生と商談して授業に沿った内容の筆セットにしたらどうですか?
というと予算やら何やと言われいつも同じものばかりでした。
しかしある代理店さんが「美術の先生はみんな筆にこだわるよ」と言われ筆メーカーの立場から美術の先生の研究大会にブースを出店できる機会を頂きました。
その時多数の先生から「3本組ではなくきちっとまとまる筆を使いたい」とおっしゃるではないですか!
●販売代理店=絵具中心のセット内容
●教育現場の先生=筆中心のセット内容
この考え方のギャップから現場の先生が筆中心を求めているのに販売代理店さんは何故絵具中心にこだわるのか?
この考え方のギャップを埋めるべくまた子供たちが大人になるにあたって絵画を描く事が最後になるかもしれないのに筆=3本組セットではよろしくないと思いこのような記事を書いてみました。
ある小売店の筆売り場でのユーザー様の声
私は、筆メーカーの為小売店さんの売り場で筆の整理・メンテナンスのチェック・発注取り等担当エリアの現場に立つことが多々あります。
いつものようにカルチャー終了後多数のユーザー様が筆を買い求めに来てくれた時よく受ける質問は大体3つあります。
1.自分が習っているジャンル(水彩・油彩・日本画等々)の筆はどこですか?
2.違いがよくわからないけど先生と同じ筆が欲しい
3.いっぱいありすぎてよく違いがわからない
以上、大きく分けてこれらの質問が特に多いです。お店は、原毛の違いポップ・筆のポップ等きれいに用意してわかりやすくしているのですがあまり活字等は見ないようです。
まとめ
①教育現場に販売している方(全員とは言いませんが・・・)の考え方のギャップ
②小売店でのユーザー様の考えのギャップ
このような体験から記事コンテンツを制作することを決心しました。
正直、私はWEBの素人です。しかし画材の専門店様相手に長年対応してきた知識だけはあります。
上手く伝わるかはわからないですが子供達が美術の授業で使う筆はある意味画材の筆を使ってもらえるように。
また、ユーザー様が絵画を楽しむため画材道具の理解を深めるような指標ができるように。
まだまだWEBコンテンツの勉強途中の為中々すすみませんが記事を読んで頂けたら幸いです。
また、画材などに興味が無くても独学でWEBサイトをやりたいと思う方がいたら参考にして
みてください(笑)
今後とも宜しくお願い致します。
2017年 記事コンテンツを発信させた鈴木隆之より